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togo'works

​くじゅう・阿蘇を車を走らせて

故郷の岐阜から従弟が車でやってきて、「くじゅうを見たい」
​というので、くじゅうの半分と阿蘇を案内しました。最高の陽よりではありましたが、車を一歩出ると寒さもヒトシオでしたが、豪雪厳寒の岐阜育ちの従弟は「和むなぁ~」と平然としていました。
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長者原に着いて、タデ原湿原を少し歩くと、身も心も凍り付いて退散。平治号越しに三俣山の雪被り姿を見て、
​「くじゅうの冬はこんなもん?」と、雪被りの山々に囲まれた岐阜県人にとっては春の風景のように思ったようです。
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​くじゅうの半分を見て周り、大観峰へ。九重連山を一望し、枯れた草原の広がりが大きな毛布のようで、ほっこりしていました。
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​阿蘇五岳をまじかに見て、その優雅さと大きさに感嘆しきりでした。
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​草千里でコーヒーを飲みながら、烏帽子岳をぼんやり見ていると、なんだかほっこりしてきます。

​里山・油山の雪景色を堪能

年末からの「冬将軍の大暴れ」で、里山・油山の雪化粧も
​薄化粧だったり真っ白に冬化粧だったりと目まぐるしく変化しましたが、雪山らしい山歩きへの誘惑に誘われて足を運びました。
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1月4日の油山は、雪残りも少なく、冷たい風と日陰の雪残りが真冬らしい風景でした。野鳥が日向ぼっこをしている様子が慰めてくれました。
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​ロウバイが青空を背景にして咲き綻び、冷え込んだ身をほっこりさせてくれました。
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​お目当てのソシンロウバイが艶々と咲き、芳香を漂わせていました。
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​1月8日には、平野部にも雪が積もり、油山は冬化粧。期待通り椿も雪衣を着て真冬を演出していました。
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​正月を飾るマンリョウにもっこりと雪が被り、赤い実がお辞儀しています。そのお辞儀が縁起が悪いと不評をかう向きもありますが、雪の重さや寒さにも負けないひたむきさは心身を温める縁起花です。
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​真っ白な雪景色を背景にロウバイがキリリと咲く風景は冬の風物詩です。
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日当たりがよくない場所のソシンロウバイは、蕾がふっくらと膨らみ、なんか背中を押してやりたくなります。
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山道沿いのシダの茂みが雪の重さに押しつぶされそうです。負けるな一茶の心境になります。
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​夫婦岩は油山十六景の一つ。二つの大岩の温かい相対に体のこわばりが緩みます。
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​夫婦岩から油山の頂上方向を見ると、なんか冬のど真ん中に立っているような気分になります。
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​1月9日の夫婦岩からの背後の福岡市街も凍てついているように見えます。
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​夫婦岩の展望所の中で遅い昼食をとっていると、猛烈な吹雪が押し寄せてきました。
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​雪の重さに耐え春を待つ木々の一本一本に拍手を。
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暴風雪警報が出ていたことにうなずける光景。少し大仰ですが、山全体の強さが感じられ、負けるなと声が…。
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山に元気を奮い起こされて、山笠の滝まで足を伸ばしました。今まででは最高の油山の豪雪風景と思いながらも、東北や北陸の豪雪被害とは較べようもなく、彼の地の雪との戦いに思いを馳せました。
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風雪に耐える山笠の滝と相対しながら、あらためて山の生きる力に身を奮わせ、わが身の軟弱さを感じさせられました。さて、今年一年の計をどう仕切り直すか…。
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ツバキの花の蕾は、雪の重さや寒さにも決して音を上げない強さがあります。頭を垂れ、その強さを少し…。
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雪中の蝋梅(ロウバイ)に尻を叩かれ、勇気を奮い起こされて下山しました。年頭に、3日間里山を犬っころのように歩き、新鮮で、神聖な説教をいただきました。雪山がくれたお年玉です。

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