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togo'sworks

​花の名山平尾台

​5月26日山日記。コロナ禍が案内役で平尾台へ出かけることが多くなりました。そして、あらためて花の名山であることを再確認しました。
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​今日のお目当ては連れサギソウ。茶ヶ床園地を少し歩いたら、もう目の前に、少しくたびれていましたが…。
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​さらに歩いたら、またまたフナバラソウにお目にかかり、なかなかに大平山が近づいてきません。
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​スイカズラが、春の遠のくのを惜しむように見送っています。
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​のんびりし過ぎて、腹時計に合わせて昼食。そのあとじっくり探してそろりと歩き、思わず大声を発してしまいました。今日の主役ツレサギソウの群生地。10本のツレサギソウが3~4分咲き。なかなか離れられません…。
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​ツレサギソウの楽園を堪能して歩き始めて、すぐにムラサキが立ち並んでいました。ムラサキの語源は、色だけではなく、「群ら咲き」が主流のようで、もちろん生薬紫根からも考えられます。紫根は創傷治癒促進作用があり血行を促進させ皮膚機能を回復させる紫雲膏に配合されています。
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オカウツボは、ほかの植物に寄生して養分をもらって育つ一年草。平尾台でも稀にしかお目にかかれませんが、
ヨモギに寄生して10~15㎝ほどになりますから、ヨモギの群生する日当たりのよい草地が狙い処のようです。

​黒岩山~大崩の辻

5月24日山日記。今まで、九重連山の東方を南面から北面から…と歩くのが多かったんですが、四方の山々を歩いてみようと思い立ち、猟師岳へ…、黒岩山…へと歩きました。
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​今年の花暦は超特急でした。ミヤマキリシマも阿蘇は終焉、すでに九重連山へ…。笹原が鹿害で、見通しがよくなってか、ミヤマキリシマの幼い姿が遠くまで見えます。
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​前夜までの雨でぬかるんだ急登?を苦労して上り詰め、天辺で一息。縦走路への下り道にはベニドウダンやシロドウダンが初々しく咲き始めていました。
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​花風景がほとんどなくても、阿蘇・九重の風景は絵になっています。ぼんやり眺め、心広々。
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​泉水山への縦走路にはかなりな露岩があり、広大な風景のアクセントになっています。
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​お目覚めのミヤマキリシマの向こうに三俣山が…。その三俣山には、未だ赤っぽい色彩が見えていません。
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​大崩の辻からは涌蓋山が手に取れるような近さに迫っています。澄み切った空、佐賀、長崎の山々…。
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​笹っ原がすっきりして、色づいた馬酔木、ミヤマキリシマの点在が九重らしを表現しています。
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空と雲のコラボが素晴らしく、前景の色どりと後景の福岡の山々が山気分を高揚させてくれます。
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​思わず、後退って見直したハルリンドウ。その凛とした姿に頭を下げました。

​油山は私の居間

​5月14日の山日記。油山はなんとなく居心地の良い場所です。際立った花々があるわけでもなく、目立った風景や個性、品格、歴史の重々しさがあるようでもないけど。
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​アリドウシ。「センリョウ、マンリョウ、有り通し」と縁起を担ぐようです。
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​ネジキの花。柔らかい緑のカーテンに囲われた中でくつろぐ真っ白な小さな花々。
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​アカメガシワ。赤目とは新芽で裏表が誹毛で覆われています。葉の地は緑です。カシワは食器に使ったことから。

​求菩提山から犬ヶ岳へ

5月8日の山日記。修験道の中心大日如来像が祀られている第一窟を中心に求菩提五窟があります。そこここを巡ってから犬ヶ岳への山歩きはかなりヘビーでした。
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​一つひとつの窟は、壮大荘厳で、その空気感に圧倒されます。
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​目に染みる新緑の中にミツバツツジが静かに佇んでいました。
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足元ばかり見ながらの道中でしたが、、ふと目線を上げると咲き始めのシャクナゲが…。一気に元気…。
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オトコヨウゾメの大群落です。秋にかけて熟し、その真っ赤な実はジャムや果実酒に。
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​シャクナゲ街道に入り、ただただ嘆声…。
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​それぞれのシャクナゲに魅せられますが、それぞれが違う個性を持っているようで、足が留まります。
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​シャクナゲの花ことばは「威厳」「荘厳」。
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​姫蓮華(ヒメレンゲ)。花ことばは「私の心は燃えている」。

​油山は避暑地、避害地にぴったり

5月6日山日記。閉塞感から脱出しようと、歩きき慣れた油山へ出かけました。清涼感いっぱいの空気の空気を吸い込むと、胸のつかえが吹っ飛びます。
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​ビナンカズラ(サネカズラ、美男葛)が房状の実を結んでいました。この実は色変わりの名人で、熟すと真っ赤になります。この実の皮を剝いでつぶし、水を加えると粘つき液体になり、整髪料として使われたそうです。
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​北斎の「富嶽三十六景」に描かれた豪快な大波からの名づけのようですが、山道沿いにひっそり咲いていました。
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日当りのよい林縁に生えています。カマツカの若葉や若い枝には毛が密生しています。
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​エゴノキは、枝や葉っぱの間から、たくさんの香りのよい花を咲かせます。花ことばは「壮大」です。
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​ワニグチソウ。相合傘の二人のようで、愛らしいですね。ユリ科アマドコロ属の花とは思えませんが…。
​5月3日。ゴールデンウイーク中で最高の天気に恵まれたこの日、人出の少ない花の名山へ出かけてきました

​九重連山の西端猟師岳へ

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三つのお目当てを持って取りつきました。一つは大展望、一つはシャクナゲ、一つはオオヤマレンゲ。スキー場から登り、標識を見逃し、違った入り口から樹林帯へ。そこにはシャクナゲが満開。大満足の門出。
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​合頭山への途中からの阿蘇涅槃像はちょっと霞んでいましたが、十分に柔和にさせてくれる風景でした。
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​端麗な涌蓋山をじっくりみながら、四季折々の涌蓋山を思い出していました。
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九重連山はさすがに壮大で、右から左からと見返し、あの山でこの山でと長居して眺めていました。
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​険しさを、寄る年波ごとにより感じさせられながら下りましたが、まだ若々しいシャクナゲに出会い、「また来年もお出でよ」と声をかけられました。残念ながらオオヤマレンゲにはお目にかかれませんでしたが、コロナ禍を忘れさせていただきました。

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